精神世界では、目覚めてもなお深く印象を残し、年月を過ぎても忘れられない夢は特別なメッセージだとされていますが、皆さんもこうした体験があることと思います。

あれは10年以上前の、正確には覚えていないほど、昔のこと。

夢の中で私は、今のまま無自覚に暮らし続けた先に、体験したことがないほど怖ろしい山が、(この先は無いんだよ)と言わんばかり、峻厳にそびえ立っているという光景を目にしました。

たかが夢といえば、そうです。

ですから(その当時)これは未来だと感じた光景を100% 確信しているわけでは、勿論ありません。

ただ、考察を深めてみると、何かが(私たち人類の)往く先を阻んでいることを象徴したものに思われ、確かに世情を見れば、世界はかつてない大変革期に入ったことを否めません。

さて、その夢の中にいる私が受け取ったメッセージは、(安直で、夢見がちなスピリチュアリティ、精神性では越えられない…)と感じさせる酷烈な山を前にして(私たち人類は)すべてを諦めるということ。

さらに、見知らぬ老若男女がそれぞれ車座になり、地べたに座り込んでいる姿、まるで災害か戦禍のなか、避難してきたような疲弊しきった民衆の姿でした。

当時、私はときどき、近い未来の予兆を見ることがあるため、それが脳の妄想でなく、未来時空の情報のような気もして…ベッドの中で、しばし考えてしまったというわけです。

気なる理由は、もう一つあります。

目覚めた瞬間に「ドンッ」という音を全身で感じたことです。

意識が体を離脱した場合、別次元から身体に戻った際には、この衝撃を感じることはよく知られています。

その意味でも、ただの夢ではない可能性を示していました。


もしかして、今、住まいや仕事を変える人もいるでしょう。

変えざるを得ない人もいると思います。

パートナーを変える人、揺るがず絶対だと信じてきたことに疑いを感じる人もいるでしょう。

私はアウェアネスIns.で、こうした変化の最中を通過中の皆さんと出逢う仕事をしていますから、そのプロセスを見つめ続けてきました。

そこには、あるパターンが見えてくるのです。

宗教や政治、権威、知識といった、目には見えない情報の価値基準が崩壊しはじめると、物的な側面でも、崩壊が起こります。好ましい意味でも、悲しい意味でも、何らかの変化が起こります。

あなたの中で、何か本質から変わろうとしています。

だとすると、もうスピリチュアルと呼ばれた分野も、質を変えていくことになります。

なんとなく軽く、ゆるっとしたスピ系から始まった入門レベルのミームを脱し、成熟したものに変わることが予見できるのです。

*ミームとは、アイディア、行動、スタイル、文化的な実践が、人から人に模倣を通じて伝わることを指します。

というのも、一般に「—系」という語句は、真贋が混じりあった雑多なソレっぽいものを含む、曖昧な分野を包合している様子を指す言葉だからです。

これを読まれているとしたら、脱却のときが来ている方なのでしょう。

大人の洞察、思考判断に耐えうる科学的なアプローチ哲学的探究隠された真実、それぞれが知るべき知恵が与えられ、やがて人類共通の知識へと進歩していく最中にあって(なぜだか、今までのようには続けられない)(突然の変化に戸惑っている)としたら、成長中!だと思いましょう。

結局、自分で体験しなければ、誰かの受け売りや教えを頼り、信じ、従い、振り回されて月日が経つばかり。

私自身も、誰かが教えてくれる「真理」とやらを探すのでなく、自らの体験の中に超次元性を感じ、導き叡智、自分だけの羅針盤を信じ、真の直観力を現実の問題に適用し、役立てることで、[成熟の精神文明]の到来を期待している一人です。

璃子クレア Riko Claire

アウェアネス・インスティテュート

Awareness Institute


ヒプノサイキック

レッスン / セッション


米国催眠士協会・米国催眠療法士協会

認定トレーナー