今日は、時間について 考察します。

時間と空間の概念は、人間の、外界を観察する意識が生み出したものというのが エソテリックな探究者たちの認識です。

私たちは、自分は時間と空間支配されていると思っています。

が、それらは サイキック研究で実証されてきたように 障害にはなりません。

実際のところ、今はテクノロジーにより 時間と空間は ある程度 超越できてしまっています。

その制約の多くから 自由になれることを、実際に体験しているんですね。

そして テクノロジー可能なことの一部は、オーガニックな人間自身にも可能です。

そのことを理解しておくことが、進化のための基礎知識になります。

時空間による制約が 大して重要でなくなると、人類にとって 時空の概念そのものも不要になる時が来るでしょう。

すると、本当に その仕組みがなくなってしまう宇宙になる…その可能性があります。

古来、人は “時間とは何か” を理解しようとしてきました。

人類学者によれば、そのために 初めに使われた基準は昼と夜の分割でした。

計画を立てたり、順に作業することを覚え、暦ができて、時間の経過と出来事は、1列に並んで順に 起こるという考え方が生じました。

昨日、今日、明日という概念ができて、人生を 過去、現在、未来に分割しました。

そうして、その基準は 宇宙の基本的ルールと化していきました。

そもそも 時間には 物質的な実体がないにも拘らず、私たちが時間を支配する事は不可能に思っています。

しかし 時間は意識が生み出しているので、催眠トランス瞑想を使うことで 時間を”支配する”までとはいかなくても、時間体験を変化させることは 可能です。

例えば 全く興味のないことを行うとき、時間がゆっくりと進んでいるように感じます。

その一方で、ワクワクしていたり、高い集中を発揮していると 時間を忘れています。この大会集中力や、心地いい気分を体感する催眠トランスであれば、時間を超越する感覚を体験できます。

どちらの場合も、数値的には同一の時間が経過していますが、このことでわかるのは、意識が時間に実体を与えているということ。

意識によって左右される 時間の性質は 睡眠中なら、さらに明らか!

睡眠中には時間を測る基準がないので、しっかり眠った後でも 数時間しか眠っていなかった気がします。

何ヶ月もの昏睡状態から目覚めた人も、意識のない状態は ほんの数時間数日間のように感じます。

時間長さは意識状態に左右されるので、いつも同じように 解釈されない流動的なエネルギーなのです。

夢を見ているときにも、このことは さらに顕著で、数時間、数日間に相当する出来事を 夢で体験することがありますが、夢は ほんの1- 2分ということもありますね。

この例も また、時間の観念が 意識に左右されることを証しています。

時間が存在するのは、意識が外界を観察している状態にある時だけ!

ですから その状態を超えた途端に「時間の経過」という観念は 全て失われます。

瞑想や深い催眠トランスによっても、また時間の観念の全てが失われるのです。

潜在意識(ソウルと繋がっている根源意識)のレベルにあるとき、人間は 時間の制約を一時的に超越し、その際に、人類の過去と未来に触れることもできます。

なぜなら宇宙のプレーンでは、すべての事は同時に起こっており、”永遠の現在” を構成しているから。

ちょっと難しい話になりました。

次回は 空間の概念を 取り上げましょう。

璃子 Riko Claire

アウェアネス・インスティテュート

Awareness Institute


ヒプノサイキック

レッスン / セッション


米国催眠士協会・米国催眠療法士協会

認定トレーナー