私が敬愛する先達マスターのひとり、ウェイン・ダイアー博士(米国)の動画を、実に久しぶりに観ていました。
レッスンでご紹介するため、古い動画から探し出しました。(汗)
なにしろ古いため、 画像の粗さは否めませんが、道(Tao/タオ)を説いた老子の教え、暗喩に充ちた話の数々が繰り出します。
道(タオ)の哲学は、のちに陰陽五行思想と習合し、教えの一部は 仙人に進化することを目指す道教へと変化していきました。
仙人なんて… ちょっと人間離れしていて、なかなかサイキック!
当時はバシャール(未来人)、エイブラハム・ヒックス夫妻、ルイーズ・ヘイ女史… など、欧米の講演をフルバージョンで聴講できたので、昼夜とわず聞いていたものです。
(特にヒックスは早口が面白くて!)
こちらの講演は、当時の日本でブームとなっていた Law of Attraction(引き寄せの法則)とタイトルされていますが、軽佻浮薄な ソレとは まったく”別物”。
こうしたトーク、教えから 自ら気付けるのが 大人スピリチュアルの素敵なところ。
(英語オンリー♪)
今ではあまりウケなくなった ”キラキラ” ”ワクワク” のなんちゃってスピは、単純な逃避志向だったことに、多くの人が 気づいています。
当面、人生をどうにかしなくちゃ!と いう人以外には楽しいですね。
確かに。
けれどね、ずっと”引き寄せること”が高波動、あるいはスピリチュアルな所業だと思ってしまうのは どうかしら…。
”引き寄せ”はスピリチュアル道ではありません。
科学ではありますが。
道とは哲学すること。
道なくして、叡智に近づけた悟者はいません。
茶道、花道、柔道、剣道、武(士)道、道徳… これらはみな、道(どう)が付いています。
こららの「道」の根源には、道(タオ/Tao)の影響が見られますね。
これが大人スピリチュアル。
大人の皆さまには、それなりのスピリチュアルが相応しいでしょう?
超シック ! C’est Chic !
真贋を感じとる感性は報道ニュースや記事、企業、或る人物に触れるとき、役立つ能力の一つです。
大切なのは (本物かな)って思えたものに触れてみること。
その体験。
その時間。
それがとっても大切。
話は変わりますが、私は 歴史あるブランドの名を冠したものを家財品としています。
欠損しても 買い足しや修理が可能で長く保て、次世代に譲り渡せる点に価値を感じています。
そこに やはりね、道/Tao を感じるんです。
その品が生み出されるまでに費やされた職人さんの時間や想い。
世代を超えて、大切につなげてきた何か。
これからも引き継がれるであろう血統のようなもの。
私には、とてもスピリチュアリティを感じます。
「高級品」というのは、本来、そういうふうに(目に見えない)価値を感じさせるものを指していたんじゃないかな。
現代の「値段(だけ)が高い品」、ただ「贅(ぜい)」な品ではなくてね。
気になって調べました。
贅沢の「贅」、「贅する」とは
1)見栄を張ること。驕り、勝手、気まま、我儘。
2) 大言を吐くこと。大ボラ。
3) 言わなくてもいいことを言う。必要以上に多くの言葉を用いる。
OMG 💥
【贅を尽くしたお・も・て・な・し】
(お宿のHPで よく見るフレーズ…だったりして!)
【贅を尽くした邸宅の佇まい】
(ひょっとすると、あなたのマンションもこんなイメージ?)
【贅を極めた….ナンちゃら カンちゃら】
(ある ある!もはや 古典的コピー!)
離島の、とある小屋暮らし。
見た目は掘っ建て小屋。
ただ すっご〜く手をかけて、自分で図面をひき、造っていった愛着あるお住まい。
雑木林を刈って、畑をつくって… という労力。
これも信念がなければ 途中で放り投げてしまいたくなる作業に違いありません。
信念という道-Tao-がありますよね。
だから、やっぱり 超一流ブランド!
今更ながら、それはとてもスピリチュアルなこと。
そう思いました。
子供がまだ幼かった頃、プラスチック食器やカトラリー、グラスは買わず、使わせず、落としても 割れても良いと考え、本物を手に馴染ませること。
それが基本方針の一つでした。
子供がインスタント・ラーメンを知ったのは (初めて食べたのは)高校生になってから。
けっこう 驚かれます。…笑
ブランド。
そこには道、タオがある。
*ブランド:個々の関心領域において圧倒的な価値的優位を確立しているもの。またその期待を常に裏切らないことを約束する象徴。
縷々、記すのも贅(必要以上に多くの言葉を用いる)でしょう。
本日の 雑感です。
璃子 Riko Claire
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー