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「ある無名兵士の詩」
作者不詳
大きなことを成し遂げるため
力が欲しいと神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと
弱さを授かった。
より偉大なことが出来るように
健康を求めたのに
より良きことが出来るようにと
病を与えられた。
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようと
成功を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった。
人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと
生命を授かった。
求めたものは何一つ与えられなかったが
願いは全て聞き届けられた。
心の中の言い表せないものは
全て叶えられた。
私はあらゆる人の中で
もっとも豊かに祝福されたのだ。
(訳 璃子 クレア )
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I asked for strength that I might achieve;
I was made weak that I might learn humbly to obey.
I asked for health that I might do greater things;
I was given infirmity that I might do better things.
I asked for riches that I might be happy;
I was given poverty that I might be wise.
I asked for power that I might have the praise of men;
I was given weakness that I might feel the need of God.
I asked for all things that I might enjoy life;
I was given life that I might enjoy all things.
I got nothing that I had asked for,
but everything that I had hoped for.
Almost despite myself my unspoken prayers were answered;
I am among all men, most richly blessed.
わたしたちの中には ふたつの領域、心の声があるように感じる方もいるでしょう。
ひとつは自我 という意識。
もうひとつの部分は 潜在的な意識というか、魂の声とでもいうか。
そして ほんとうの願いを叶えるパワーを持つのは、いつも潜在的な意識のほう。
そんな「ふたつの自分」が一致すれば、どんな願いもきっと、わたしたちの思うまま…。
と思うのですが、そもそも、願い自体が 目先の利得や優越、物的幸福を満たすだけの意図から生まれた願望だったりして…。
そうすると、魂の声の方は(魂は死ぬことも、食べることもしないので)全く、意見が合わない。
他者より長く生き残ろうと駆け引きをしたり、優れようとして競う必要性がないので ふたつの自分は お互いに理解できず、葛藤を引き起こすばかり。
その違いに目を向けてみたら
あなたが抱えてきた 葛藤の正体も 見えてくるかも。
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璃子 Riko Claire
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー
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