潜在意識をひらくヒプノセラピー、誘導法(=誘導瞑想法)は
アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなどの
心理学の先進国で広く採用されているコーチング法であり
心理療法の一つです。
トランス、3つの方向性
①過去へ
過去の感情体験や、その体験で培った思い込みを変容させる過去退行のヒプノセラピー(催眠療法)。
②異次元へ
親しい故人や失ったペットと対面したり、高次元意識(ハイヤーセルフ)に目覚めるワーク。
③未来へ
時間を先行させ、予見やアドバイスを得る未来順行ヒプノシス(暗示・マインドコーチング)です。
人類史上もっとも古くありながら、メンタリストらが研究する先端セラピーでもある奥深さが、いま多くの人びとを惹きつけているヒプノセラピー(催眠療法)およびヒプノシス(催眠暗示)の世界。
各国の医学・歯学会、軍に採用されるなど半世紀以上前から有効性が認められています。
ニューロ サイエンス と ヒプノ
ワークでは、過去の記憶にダイレクトに通じるテクニックが用いられます。
これは一般に書籍や動画などの「セルフ催眠」には公開されていない テクニックを用います。
そのテクニックでおこなえば、スムーズに埋もれていた記憶、感情が浮上してくるというわけです。
少し、驚かれるかもしれません。
でもそれが、潜在意識の働きです。
めざめた時には内容を あまり覚えていない方もいるほど、セミトランスへ導かれる体験も貴重でしょう。慣れれば、自分でいつでもその状態に入っていけるようになります。
また、あなたの感情は脳と神経に連動していますから、即座に身体にも作用し始めます。
ミッドα波(脳波)に入っていくヒプノセラピーは、科学的なエビデンスをもつ療法なのです。
量子論とサイキック直観
ヒプノセラピー(催眠療法)の現場では、あなたの脳波は数分でゆるやかに落ちていきます。
セラピストの脳波と共振が始まるのです。
そこで起きるのは セラピストとの心理的な同調。
つまり 物理学で説明される波動の干渉です。
この干渉を生かし、トレーナーや熟練したヒプノティスト(催眠士)は、あなたの潜在意識に自然に働きかける方法を知っています。
また、脳波が共振すると相手の感情や価値観が転移することがあります。
あなたの脳や心臓が放つ、感情や思考は電磁気情報(氣またはエネルギー)となって、他者と通信をおこなっていると考えられています。
そして、こうした現象を(時に)私たちはサイキック能力 (ESP)の一つと捉えています。
ただ、それも特別なことでなく「Extrasensory Perception」という意味で、ヒトが持つ五感を超えた知覚をさします。直訳すると超感覚的知覚ですね。
私たちは五感以外の(何らかの)感覚で事物を認識することは日常的にあります。
たとえば’虫の知らせ’や’予感’など、なぜかわからないけれど「なんとなくそう思った(感じた)」経験です。
第六感(シックスセンス)や直観、超能力、潜在能力とも呼ばれていますが、心理学の先進国アメリカに本部を持つ、世界最大の催眠療法士組織「米国催眠士協会(NGH)」公式テキストにも、催眠(ヒプノシス)とこのセンスとの関係について、以下の内容を述べています。
(要約)
催眠(ヒプノシス)の状態は感覚外知覚、トランス・パーソナルな現象やESP体験を起こしやすく、ESP は催眠にあるべき現象であり、トランス現象の兆候の一つとしてみなされていました。 その 1 つが「知覚の共有」です。別の ESP 能力についてもフランス、ロシアで行われたいくつかの実験があります。より古くには千里眼(遠く離れた出来事をみたり、知ることができる)の例があり、事例には驚くべきものがあることは確かです。現代においては、催眠によるトランス状態が ESP に及ぼす影響についての実験研究で、催眠誘導が ESP 能力を向上させることを示しており、被験者が単にトランスに入っているというだけで、能力(スコア)の向上が確認されています。
この能力こそが直観(いわゆるサイキック知覚)の正体ではないかと言われているのです。
直観力は 潜在意識の担当
このように潜在意識にアクセスすることが増えると、どなたでもサイキック機能が活性化する傾向があります。
またこうした(催眠における)明らかなサイキック現象 に対して過剰に反応することは、避けましょう。
レッスンで発達した能力をもって、自分を特殊能力者であると勘違いしたり、高次元のスピリチュアル・チャネルと思い込むなど、誤った信じ込みを避けることができます。
実際、アウェアネスIns.では誰もが この直観力で情報を得るレッスンワークを取り入れ、どなたにも実感いただけることですし、潜在意識の働きを より実際的に 理解するために 導入していることに過ぎません。
催眠ワークに高い効果があるのは脳内ホルモンだけでなく、目に見えないサトル(精妙)な働きもあるからなのです
以上の理由からヒプノセラピーは心だけなく身体のヒーリングでも、大いに効果が認められてきました。
そして スピリチュアルな何か
ヒプノセラピー(催眠療法)は物質の脳や身体をコントロールできるだけでなく、過去生や胎児期の感情を追体験して癒されたり、大きな気づきを得るために有効です。
一部の脳機能学者は、ヒプノセラピーで得たビジョンは(過去に見た何かの記憶のかき集め)または(それらを元にした妄想)と断定するかもしれないと言います。
感情は脳内分泌物のしわざで、不思議な体感は脳の幻覚だと考える人々もいる一方で、不可思議な実例は、枚挙にいとまがありません。
前世セラピーに 証明は不要
さらに 世界中のヒプノセラピスト(主に精神科医、心理学者、人類学者)の研究では ’前世や胎児期の記憶’は史実として正しい場合があり、その証となる多くの事例を発表しています。
一方で、全ての過去生体験が正しいとは証明できませんし、そうする必要もないのです。
なぜなら人類は脳のこと、意識のこと、時間の存在、ひいては人生や宇宙の真実も、まだ解っていません。
前世という設定の中で、ぼんやりと 物語が紡がれていく、その中に、今のあなたの傾向が 現れます。
それを知ることにこそ、催眠の価値があるのですから。
璃子 Riko Claire
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー