ここ数年、不可思議なパラレルワールド体験を持つ受講生が 増えました。
一つ目は、時間の流れがおかしいというもの。
最近、多くなっていますね。
どう考えても外界の時間の流れと、自分の体験時間が違うという体験者が。
事前に 確かに時計を確認したのに、途中で時間が逆行したらしいというケースです。
時間は一定ではない
いつもなら20分かかる道のりを5分で移動していたり、その逆に 通常、1時間かかる距離を運転して帰宅したら、時計が2時間も過ぎていた!という受講生もいましたね。
単に勘違いだろうと、体験者の話を片付けるのは簡単ですが、とても増えている現象で、誰もが、その不思議な体験を記憶に留め、明らかに通常ではないことと認識しています。
いずれも後から異変に気づくので、何故?いつ?”タイムライン間の移行”が起こったのか分からないのですが、気づけただけ ”良い”のかもしれません。
実は、日常の中で誰もがタイムラインの移行を体験しているのに、それに気づいていない可能性だってあるでしょう。
二つ目の現象は、マンデラ効果とも呼ばれる現象です。
皆と同じ時空間にいて、同じ体験をしたはずなのに、自分の体験記憶だけが全く違う現実だったというケース。
これらは、単に時空間の把握を司る脳内の誤作動ではないかと説明されることもあるでしょう。
脳認知の誤作動や 精神の作り出す勘違い、自己催眠による信じ込みも疑いながらも、なお ここに同時に存在する別次元の現実を体験している可能性は否めません。
私自身が体験した時空間移動は、小学5年生のころ、海中で溺死しそうになった瞬間に起こりました。
幼い頃から水泳が得意だった私は、大きな波がくると 海面下に潜って 頭上の波をやり過ごすことに夢中になっていました。
足の届かない深さまで平気で泳いでいき、水の怖さを知らなかったのです。
あの夏の日も、いつもの様に 沖まで泳いでいって、大きな海面のうねりや、海面を盛り上げながら寄せてくる波を下を かいくぐるスリルを 楽しんでいました。
一つの大きな波が近づいてくるのが見えた時(あの波が崩れる前に、波のポイントまで行って下に潜ろう!)、 咄嗟にそう考えて、さらに沖方向へと泳いで行きました。
そのスリルが、自分を危険にさらすことになるとは思いもせずに。
結局のところ、その大波が崩れ落ちる前までに泳ぎが 間に合わず(しまった!)と思った 瞬間!
頭上で 波が崩れ落ち、そのまま波に巻き込まれ、水圧に揉まれながら海中に引きずり込まれました。
動転した私は、水の中で必死に手足を伸ばし、体勢を整え、浮き上がろうとしますが、手に掴めるものは何もありません。
足も届きません。
こうして水中深く、海中でただ焦り、もがいていました。
(溺れる! こうして人は死ぬんだ…)
そう思いました。
もう、息がもたなかったのです。
でも 呼吸したいと欲する肉体の衝動には勝てません。
水中にいながらも、身体は呼吸行動をしようとします。
目を閉じていたので、どこが海面かもわかりません。
この衝動に負け、水中で呼吸行動をしたら、空気の代わりに海水を 思いっきり吸い込むだけです。
それが死を意味することは、小学生の私でも理解していました。
(これ以上は 無理!)
ついに私は あきらめました。
鼻から吸い込んだのです。
そのとき…
(あれっ!)
水を吸いこんだのでなく、息ができたことに驚いて、私は目を見開きました。
その瞬間、私は自分が浜辺に立っていることを知ったのです。
揺らぎもせず、静かに そして スクッと 立っていました。
呼吸しようと決心した0.001秒前の瞬間まで 海中にいたのに、です。
人は 時空を瞬間移動する!
その可能性に気づいた瞬間でした。
その時間軸の中では、私は溺れていなかったし、海中で苦闘した過去は存在しないことになります。
過去はない、という宇宙観
今の宇宙観では、並行宇宙や多次元宇宙論が 広く知られていますが、当時の私は、それを知りません。
でも、体験が教えてくれたのです。
別の過去をもつ別の時間軸が存在しているのかもと。
近年、クラスで”過去はない”可能性を話すたび、受講生の中から、似た体談談をお聞かせいただくようになりました。
数は多くありませんが、体験者は私だけでなく、他にも存在することが分かってきました。
そこから導き出されたのが(あなたの)思っている過去は存在しない。
そんなことは無かったんだという宇宙観を提示する方法です。
なんと言っても、これは何人もの体験者がいるのですから(過去の忌まわしい記憶を手放そう)と決意できたら、それまでの思考が嘘のように瞬間で変容します。
過去ありき、過去を癒す、という方法に効果のない方には、試して欲しい画期的な宇宙観です。
かつて 前世療法が発表されたことも画期的でしたが、今や過去生を巡るのでなく、多次元宇宙のセラピーは、こうして私の体験ともに生まれました。
璃子 Riko Claire
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー