運命からのメッセージは「現象」

昔から、人は周りの現象からそれを読み解いてきました。

あるときは占術だったり、ある時は直観で。

そして誰にでも読み解ける方法がひとつあります。

それが「外応」。

 外応とは

外応とは、問いを放つ瞬間に起こる現象で、自分が心の中で質問を投げかけている時に聞こえたり見たもの起こったことから答えを見つける方法です。

あるエッセイストが、こんな話をしていました。

新しい企画について編集者とカフェで打ち合わせしていた時、「この本は売れるだろうか?」と2人して考えていると、手元のコップが床に滑り落ち、ガシャンと割れてしまいました。

コップに入っていた水の飛沫が周りに飛び散ったのをみた編集者が「これはダメかもしれないですね」とつぶやきましたが、当のエッセイスト自身は「イケる!」と確信しました。

飛沫が拡散されたことを見て「新刊本ひろく拡まる」と感じたのです。

さて結果はといえば、増刷するほどに売れ、新作も出したということでした。

割れて壊れる、墜ちるという読み方と、ひろく拡散するという2通りの読みが出来ます。

ポジティブな解釈か、ネガティブ傾向か…

私たちの思考の傾向が試されるようでもあります。

分かりやすい外応

  • 笑い声や鳥のさえずり 
  • タイミングのよい青信号 
  • どこからか聞こえてくる風鈴の音 

これらは明らかに心地よく、快適なサイン、これはOKGOを意味します。

看板に書かれた言葉、耳にした歌詞などのほか、書店で適当に手にした本をパッと開き、目に入った語句、という形のメッセージもあります。

通常ではあり得ないほど、今の自分にピッタリした外応のことを ユング「シンクロニシティ」(共時性)と呼びました。

日常のシーンで意識してみると、 外応は 宇宙からあなたへの短い書簡のように、たくさん溢れていることに気づくでしょう。

この外応を使い、自ら機運を上げることもできます。

外応を自ら設定しておくのです。

つまり 望む外応が起こる様に 自分で創るわけですね。

戦国時代の武将は、軍勢を集めた戦略会議に合わせて、勝利を表す白鳩を裏山から放つ仕掛けを仕込み、「勝ちは我が軍勢にあり!」と士気を盛り上げたそうです。

もちろん配下の軍勢に その「仕掛け」は知らされません。

バーチャル・リアリティを自分の望むように予め設定していた武将たち!

まるでマインドのパワーを知っていたかのような逸話です。

意図して創作した外応でも、そうでなくても、信じる気持ち何よりも力になるのですから、結局は自分が何を信じるかが結果を左右することになってきます。

…となると

思考の傾向を好ましくプログラミングする、その行動をするかしないかが、運命の分かれ道かも。

璃子 Riko Claire

アウェアネス・インスティテュート

Awareness Institute


ヒプノサイキック

レッスン / セッション


米国催眠士協会・米国催眠療法士協会

認定トレーナー