ヒプノシス(催眠)の歴史レッスンでお伝えしていますが、紀元前1000年頃、ギリシャのデルフォイ神殿(Delphi)では、神託者“オラクル”たち(女性)が活躍していました。
政治に関わる神託を請け負うので、政治家や哲学者と論じあえる知性をそなえつつ、庶民へのアドバイスもおこなっており、当時の女性としては 相当な社会的地位を与えられていたようです。
オラクル・カード(メッセージ・カード)の語は、このオラクルから来ています。
さて、このオラクルという名は、映画『マトリックス』(もはや古典の1999年版)にも出ていましたね。
モーフィアスの導きにより、主人公・ネオはオラクル宅に連れて行かれ、そこで別の世界へと 入り込みます。
オラクル宅では、子供らがスプーン曲げ🥄をしていたり、テレキネシスでモノを動かしたり、とサイキック で遊んでいますし、ちょっとした拍子に 花瓶を割ってしまったネオに、オラクルは笑って言うのですね。
「うちの子たちが(サイキック能力で)元通りにするから 問題ないわ」
続いて
「あなた(ネオ)は自分が救世主だと思う?」
「あれがどういう意味か知ってる?」
オラクルが指し示した先にはラテン語“Temet Nosce”の文字。
デルフォイのアポロン神殿の内陣に書かれていた金言です。
(内陣とは、神秘学派の上段位者だけが入れる場所を指します)
ラテン語で「汝、自身を知れ」という意味です。(原典:ギリシャ語)
この言葉は、元・秘密結社であった現代機関の柱にも 刻まれています。
Connais toi, Toi mêmeと。
ある組織ではフランス語で記されています。
(動画は、当該シーン2分間のみ)
潜在意識の多彩な学びに触れ始めると、今まで見過ごしていた事柄が、サイキック … タロットやカード、神秘学へと どんどん繋がっていきます。
これらは(偶然にみえる)必然。
真理は繋がっていますから、点と点を結ばれると、その源はひとつ!
地球人が、悠長な回り道をしないよう、マトリックス(映画)は
本物の探求は神秘学に在り、というヒントを伝えているのですが、多くの人は ピンと来ていないのです。
自分とは何か、意識とは何か。
この3Dの人生、自分に視えている人、周りで起こっていること、物質世界は実存なのか、幻想(ホログラム)なのか。
そうした哲学する生き方を、古代の哲学者たちの考察が現代科学に迫っていたことを思うと、驚愕です。
そして数千年も経た今。
多くの人が、もっと意識と現実のリンクについて考察を深めれば、人類の意識も科学も加速するでしょうに…と オラクルは ちょっと冷めた目でネオに伝えていますものね。
この場面では、ネオに 真意がまったく伝わっていないけれど。
それでも彼は、少しづつ、少しづつヒーローになっていきます。
人類も、同じかな。
ようこそ。
奇跡と真理のラビリンスへ!
璃子 Riko Claire
アウェアネス・インスティテュート
Awareness Institute
ヒプノとサイキック
レッスン / セッション
米国催眠士協会・米国催眠療法士協会
認定トレーナー